あらゆる縮小模型は、現実に実在する巨大な物体に対してメトニミー(換喩)的操作を施すことで製作される映像であるといえる。ミニアチュールにとって重要なことは、それが起源となる物体を模倣しながらも、その本体が属している現実世界から完全に遮断され、外部と内部の境界を厳密に維持していることである。この隔離が前提となってこそ、それを手にする者は、現実とは別の秩序を持つミニアチュールの空間に遊び、我を忘れることができる。なるほどミニアチュールは起源となるものと比較すると、縮尺においてははるかに小さい。にもかかわらず(あるいは、それゆえに)それが体現する全体性の観念は強固であり、多くの場合、起源をはるかに凌駕している。

~スーザン・スチュアート 『憧憬論』

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